霊界の諸相その4 第五界前編
spiritual-lightさんによる連載記事「霊界の諸相」の第4弾です。
霊界の諸相その4 第五界前編
本日からは二回に分けて第5界のお話をしたいと思います。第一回は「不滅への道 永遠の大道」に書かれている第5界の話です。
抜粋
「“火焔”という言葉が第5界を表すのには適当である。魂はここでは感情的に結ばれた全体となっており、孤立せず、グループの中の他の魂を実感できる存在となっているからである。自己は自己であり続けながら、同時に他者の全てでもある。彼の仲間たちの過去の感情、情熱、知的表現形式などがこの感情的思考の輪郭をつくりあげているのであるが、この輪郭こそこの巨大な力ある存在を燃え立たせ、突き動かしている火なのである。
第5界にいる間の経験は多様であり、増殖されていくので、ある意味では外観上の統一性が失われるようにみえる。彼は、実際火焔が燃えるような一生を送る。それは厳しい修練の時であるが、また知的な感情がすこぶる増大する時でもある。大いなる制限と限りない自由、そしてまた果てしない地平がちらりと見える時でもある。“観想への没入、夢見ることへの苦悩”という表現は、仲間の魂たちの激しく情熱的な活動が全て彼の存在のうちで燃えているこのときの状態を表現したものである。
意識の第5界にいる魂は、切れ目なく意識を働かせている。そこには意識の隙間とか空白の時とかいうものはない。彼は一つの本霊の光に浴しながら、そこに辿り着くまでの様々な段階にいる仲間の魂たちの知的・情的生活を楽しんでいるのである。
類魂が完成し、永遠の織物に織り込まれる模様に必要な他の魂たちがこの同じ意識のレベルに到達するまでは、第6界に向けて出発しないでいる。この状態で魂的な人は、濃密な物質世界にいる彼の仲間の幼稚な感情生活に気づくのである。つまり、彼の本霊である統一原理が光を照射している類魂団のあらゆる部分に通暁する。彼は彼の本霊 ー 彼の支配者であり天上からの光である ー に繋がる花や昆虫や動物たち、その他あらゆる形態のものたちの無意識の生活を悉く知るのである。」
第5界の存在の特徴をまとめると以下のようになるでしょう。
1 類魂として、他の魂と感情的に繋がった、個を超えた存在となっている。
2 類魂として、極めて激しい創造への意図的感情に突き動かされている。
3 無意識の意識化が進み、無意識下からの影響から脱している。
4 様々な発達段階にいる魂が自分の属する類魂の一部であることに気付いている。
5 類魂の一員のうち、最も未発達な魂が第5界のレベルに達して初めて第6界へ進化する。
ここで、The Law of One/一なるものの法則セッション3から文章を引用してみたいと思います。
引用
The progress is normally from the understanding which you now seek to a dimension of understanding which is governed by the laws of love, and which seeks the laws of light. Those who are vibrating with the Law of Light seek the Law of One. Those who vibrate with the Law of One seek the Law of Foreverness.
翻訳 いくつかある愛の法則に支配された理解の次元をあなた方は探し求めているのであるが、通常はその愛の法則の理解から進化は始まるのである。そして、この愛の法則の理解がいくつかある光の法則の探求へと向かわせるのである。光の法則とともに振動する存在が一なるものの法則を探求するのである。この一なるものの法則とともに振動する存在が永遠の法則を探し求めるのである。
この社会記憶複合体ラーの言う、愛の法則が個々の魂を繋ぎ合わせ、類魂を形成するのでしょう。マイヤースの言う第5界の類魂の飽くなき創造への意図的感情の発露こそ、ラーの言う光の法則の体現に他ならないでしょう。光は未開の地の開拓者としてどこまでも突き進み、一なるもののご意志を伝えるものなのですから。
第5界の魂は、光の法則の体現を通じて創造の苦悩を学び、未発達の魂たちの別次元の苦悩を知悉し、これらの未発達な同胞たちへの霊的指導を経験した後に初めて、最も未発達な同胞の到着を待って第6界に旅立つ権利を得るのです。
「波動の低い奴らは切り離して置き去りにして、自分だけがアセンションを果たす。」このような考えに囚われた存在は決して第5界には到達していないし、一なるものの法則に支配された第6界にアセンションすることなど夢のまた夢なのです。
私たちの住む地球では、皆が物質的身体をまとっており、この鈍重な物質的身体のお陰で高低様々な波動の存在の混住を可能にしています。つまり、高次元の存在にも低次元の存在にも容易にアクセスでき、これらの自分とは波動の異なる存在との付き合い方を学ぶ格好の機会がこの地球上では提供されているのです。
この地球において、波動が違う人、次元の違う人の性質をいかに正しく理解し、上手にお付き合いする方法を学ぶことが、実は、後々、第5界を早く通過して第6界に最速で到達する早道になっているのです。
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