”米国国家情報局よりUFO報告書公表される”
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昨年12月、米国上院議会により、米国政府はUFOに関する機密情報を180日以内に公表するように要求されていました。
その期限が米国東部時間の6月25日でした。
そして、当日、米国国家情報局より、以下の報告書が公開されました。
https://www.dni.gov/files/ODNI/documents/assessments/Prelimary-Assessment-UAP-20210625.pdf
これはあくまでも予備的な報告書という扱いで公開されています。
要約すると、以下のようなことが書かれています。
未確認航空現象(UAP)に関する質の高い報告が限られているため、UAPの性質や意図についてしっかりとした結論を出すことができない。
報告されたUAPの大半は、レーダー、赤外線センサー、電気光学センサー、武器探査機、目視など複数のセンサーで捉えられており、おそらく物理的な物体を表していると思われる。
限られた数の事例では、UAPが異常な飛行特性を示したと報告している。
これらの観測結果は、センサーのエラー、観測者の誤認などの結果である可能性があり、さらに厳密な分析が必要である。
利用可能な報告書に記載されている様々な外観や飛行行動から、異なる説明を必要とする複数のタイプのUAPが存在すると思われる。
我々のデータ分析では、それらは5つの潜在的な説明カテゴリーのいずれかに分類されるという仮説を支持している:空中での異常な光学的散乱現象、自然の大気現象、米国政府または米国産業の開発した飛行物体、敵対国が開発した飛行物体、そして「その他」という包括的な分類である。
UAPは明らかに飛行安全上の問題を提起しており、米国の国家安全保障にも影響を与える可能性がある。
結局、UFOの存在は認めるが、その正体については断定しないという中途半端な内容となっています。
また、異星人や地球外生命体という表現はどこにも見当たりません。
米国政府としては、これで義務を果たしたことになり、議会から「これでは不十分だ。」と追及されても「これは予備的報告書であり、十分な分析が完了したら本報告書を公開する予定である。」と逃げを打つことが可能です。
本報告書が出るかどうかは誰にも分かりません。
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